2017年も、残すところあと1ヶ月。
12月は流行語大賞、紅白歌合戦、レコード大賞など色々なイベントがあり、今年の世相を振り返ることが出来ますね。
その中でも、「輝く!日本レコード大賞」は、音楽業界最大の賞レース”と称されており、大賞を取る事で翌年の活躍が決まるとも言われています。疑惑騒動が記憶に新しいですが、今年は乃木坂46の17thシングル「インフルエンサー」が2017年の「日本レコード大賞」候補となる「優秀作品賞」にノミネートされています。
結成6年目にして掴んだこのチャンス!乃木坂46が「日本レコード大賞」を取れる可能性を探って見ようと思う。
そもそも、日本レコード大賞とは?
『日本レコード大賞』は、スポーツ紙を含む各新聞社の記者が中心となって決定する、音楽に関する賞である。 略称は「レコ大」。主催は公益社団法人日本作曲家協会、後援はTBSである。TBSテレビとTBSラジオが放送し、番組名は『輝く!日本レコード大賞』。
引用: https://ja.wikipedia.org/
日本では、非常に権威のある音楽賞として知られています。それゆえ、大賞受賞はアーティストとしての今後に大きな影響を与えるものでしょう。
では、「レコ大」を受賞するにはどのような水準が必要なのでしょう?
日本レコード大賞審査基準
日本レコード大賞
作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。
優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。
審査対象は「優秀作品賞」に選ばれた作品とする。
引用: http://www.jacompa.or.jp/record_kijun.html
さて、選考基準も分かったところで、「優秀作品賞」に選ばれている、我が乃木坂46がどれだけ合致しているか検証していきましょう。
2017年優秀作品賞
我らが乃木坂46を含め、10組がノミネートされています。この中から2017年を代表する楽曲が「日本レコード大賞」に選ばれるわけですが、ここからはちょっと辛口なコメントでいきたいと思います。
- 乃木坂46「インフルエンサー」
- 三浦大知「EXCITE」
- 氷川きよし「男の絶唱」
- 三山ひろし「男の流儀」
- 欅坂46「風に吹かれても」
- AI「キラキラ feat.カンナ」
- 西野カナ「手をつなぐ理由」
- AKB48「願いごとの持ち腐れ」
- AAA「LIFE」
- SEKAI NO OWARI「RAIN」
シングル売り上げから見る大賞の可能性
1位 AKB48「願いごとの持ち腐れ」
3位 乃木坂46「インフルエンサー」
32位 氷川きよし「男の絶唱」
56位 SEKAI NO OWARI「RAIN」
84位 西野カナ「手をつなぐ理由」
88位 欅坂46「風に吹かれても」 以下省略
ノミネートされている楽曲を見る限りAKB48が200万枚以上の売り上げでダントツです。
しかし、ここで疑念が生じます。
そもそも、AKB48「願いごとの持ち腐れ」は、「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」投票シリアルナンバーカードが封入されていたから売り上げが伸びているのです。総選挙があったから伸びた・・・という感があります。
まあ、それが審査基準に合致したものかは、わかりかねますが…
その他、乃木坂46の3位以下となると、審査基準に当てはまるとは思えないですね。
乃木坂46は審査基準に合致する?
「インフルエンサー」は「影響を与える」という意味の言葉「influence」に行為者を表す接尾辞「er」が付いたものである。「自分は好きな相手の一挙手一投足から影響を受けている」という一途な想いが、星と星の関係性に例えた歌詞で描かれている。楽曲は「ハルジオンが咲く頃」や「裸足でSummer」などの表題曲も手掛けたAPAZZIが編曲を担当しており、スパニッシュギターやパーカッションが効果的に響く情熱的なナンバーに仕上がっている。
引用 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/インフルエンサー_(曲)
「作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品とする。」どうでしょう?ここで言える事は、乃木坂46の楽曲において、1、2を競うダンスナンバーであり、タイトルの如くこれまでの乃木坂46とは違った一面を視聴者に向けて発信し「インフルエンサー」となったということです。
芸術性としては、メンバー全員のシンクロしたダンス、独創性としては、超高速ダンスでのパフォーマンス
そして、企画性として
はるやま商事「スラテクノスーツ」CMソング
出典: https://www.google.co.jp
ディップ「バイトル」『アプリダンス』篇 CMソング
出典: https://www.google.co.jp
My first baito(フジテレビ系)挿入歌
出典: https://www.google.co.jp
といったタイアップもさる事ながら、『テレ東音楽祭2017』、そしてリベンジをかけた『神宮ライブ』での、バナナマン日村さんとのコラボ。 公式お兄ちゃんである、バナナマンではありますが、どうですか?ここまでやってくれる芸人さん居ますか?
出典: https://www.google.co.jp
インフルエンサー を盛り上げる企画としては、最高の演出ではなかったでしょうか。
筆者は、感動しすぎて映像を何度も見てしまいました。
“乃木坂46関係の偉い人”として、運営委員長である今野義雄氏が登場。設楽は今野氏に「インフルエンサー」の感想を伝えながら、神宮ライブにて「インフルエンサー」を披露することを確認。ステージに日村が出ることを提案すると、今野氏は「(ファンも)絶対喜んでくれると思いますよ」と乗り気。すんなりと話が進んで行く状況に日村は「ちょっと待ってよ! 本当に言ってんの?」と焦るも、設楽は「これで悔いが残ってる部分完璧にやろうよ」と激励を送る。今野氏も「その代わり間違えちゃだめですよ」と厳しい条件を提示すると、思わず日村は「そんな、俺うんこ漏れちゃうよ!」と弱気を見せた。
引用 http://realsound.jp/2017/07/post-92200_2.html
この記事からも、「インフルエンサー」を大々的に後押ししていることがうかがえますよね。
そして、最後の肝になる基準
「優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品に贈る。」
これに関しては、説明はいらないでしょう。
楽曲タイトル「インフルエンサー」がそのものだと筆者は思います。CMのタイアップもあり、正直「インフルエンサー」は耳に入ってきていましたよね。そして、歌いだしの
ブンブンブン ブンブンブン
ブンブンブン ブンブンブン
インフルエンサー
(HEY!HEY!HEY!)
のところを、口ずさんでいる学生を見かけたこともあります。それは
「大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品」
として評価して良いものと思います。
まとめ
12月30日、2017年の実績、売り上げ、成長に関して文句なしの乃木坂46が、「日本レコード大賞」を受賞する姿が見れること願ってやみません。。。いや、必ず受賞するでしょう!!