2011年にAKB48の公式ライバルグループとして誕生した乃木坂46。
結成当初は、国民的アイドルグループの中でも勢いが特にすごかったAKB48に素人の女の子達がライバルと名乗ることに対して批判の声もありました。
それでも様々な出来事を乗り越えて、2017年には東京ドーム2daysを埋められるほどの大きなグループに、そして日本有線大賞や日本レコード大賞でAKB48と大賞を争えるほどにまでになりました。
2017年11月に放送された『ウチのガヤがすみません!』では現役AKB48メンバー26人に「正直乃木坂46に入れば良かったと思う」という質問をしたところ、6人がYESと答えるなど、今の乃木坂46の勢いはAKB48も認めているようです。
アイドルに興味がない人にとってはAKB48も乃木坂46も同じ秋元康プロデュースのアイドルという括りになると思いますが、厳密にはAKB48、SKE48、NMB48、HKT48などの48グループと、乃木坂46、欅坂46の坂道グループに分かれています。
実際にどのあたりが違うのでしょうか?
実は結構違うAKB48と乃木坂46
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専用劇場の有無
AKB48と乃木坂46の大きな違い、1つ目が専用劇場の有無です。
AKB48は秋葉原に専用劇場を設けていて、「会いに行けるアイドル」というキャッチコピー通り、秋葉原に行けばAKB48に会うことができます。また、AKB48だけでなく、SKE46やNMB48などの48グループはそれぞれ専用劇場を持っているのが特徴です。
対して乃木坂46は専用劇場を設けていません。つまり、他のアイドルグループ同様、握手会やイベント、コンサートなどが開催されない限り会うことができません。
専用劇場があるグループのメリットとしては、選抜入りできなかったメンバーが劇場でファンを獲得できることが挙げられます。とはいえ最近の乃木坂46は、選抜入りしなかったメンバー(アンダーメンバー)だけで全国ツアーを開催したり、特別番組が配信されたりと、選抜メンバーでなくとも活動する場があり、2018年1月にアンダー楽曲のアルバムが発売されることからも、勢いが感じられます。
総選挙
テレビで生中継もされている48グループの総選挙システムも、乃木坂46は参加していないですし、坂道グループとしての総選挙も行なっていません。唯一、生駒里奈さんは交換留学生としてAKB48を兼任していたため、一度総選挙に参加しています。
仮に乃木坂46が総選挙を行なったらどのような結果になるのか気になるところですが、乃木坂46の公式アプリ『乃木恋』でのリアルイベント(実際にメンバーと会える限定イベント)では、何十万も課金してイベントに参加するファンも多いので、イベントのランキングが総選挙のランキングと似た結果になりそうな気がします。
グラビア露出
AKB48はグラビア露出を積極的に行なっているのに対し、乃木坂46は原則として露出は低いです。
唯一解禁されるのが、写真集。
グラビア露出は、男性ファンを獲得するチャンスでもありますが、
「女性が堂々と好きと言えるアイドルグループ」
に乃木坂46の名前を挙げる人が多かったり、実際約10人が専属モデルとして活躍していることからも、乃木坂46がグラビア露出を控えたことで女性ファンの獲得に繋がったのかもしれませんね。
ちなみに、グループ名の数字が2少ないのも、ライバルグループ AKB48より少ない人数でも負けないという意味が込められています。(現状、AKB48は2017年12月現在で約100人が所属する大所帯グループで、乃木坂46は2017年末で卒業する伊藤万理華さんと中元日芽香さんを含めても46人)
メンバーについて
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AKB48と乃木坂46は、メンバーの特徴も異なります。
AKB48は全力で頑張る身近な女の子という印象が強く、所謂クラスにいる親しみやすい子のようなイメージ。衣装もカラフルだったり、ミニスカートだったり、元気系のものが多いです。
乃木坂46は清楚でおしとやかというコンセプト通り、膝丈スカートが多い傾向があります。最近ではNOGIBINGO!シリーズで鍛えられたことによりバラエティにも慣れてきていますが、基本的には今も清楚なイメージがあるのではないでしょうか。
白石麻衣さんや西野七瀬さんなど、女性が憧れるメンバーが多いのも乃木坂46の特徴です。
また、乃木坂46は先述した通り総選挙がありません。これにより、「◯◯を1位にしてあげたい!」「◯◯より上位に」というようなファンの間での敵対心が芽生えることがなく、グループ全体が好きな”箱推し”のファンが多いというのも特徴です。
ちなみに、AKB48はデビューから5年で1期生が20人から7人になり、13期生も入っています。
乃木坂46はデビューから5年で1期生が34人から23人、3期生が入りました。
こう考えると、乃木坂46はメンバーの推移が少なく、1期生の絆が強いと感じるエピソードが多いのも納得です。
また、AKB48には大人数だからこそできるチーム制度が存在します。
チームA、チームK、チームB、チーム4、チーム8と分かれていて、それぞれ特色があります。
AKB48はHKT48の指原莉乃さんなど、姉妹グループのメンバーもAKB48として歌番組に出演することがあります。乃木坂46は、欅坂46という姉妹グループはありますが、あくまでも別のグループです。
まとめ
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AKB48と乃木坂46は、プロデューサーこそ同じものの全くコンセプトが違うグループ。
今後、48グループと坂道グループがどうなっていくか楽しみです!